■横隔膜ヘルニア■

横隔膜とは胸部と腹部を分けている膜をいいます。
そこに穴があいて腹部の臓器が胸部に移動してしまう事を
横隔膜ヘルニアといいます。原因は先天的なものと
外傷性(交通事故等の衝撃)によるものがあります。

先天的で症状がでてない場合は
治療が必要ないこともありますが、
多くの場合は呼吸困難等を伴う事がありますので
手術による整復が必要です。
(2008.6)


■副腎皮質機能低下症■

元気がなんとなくない、食事を残すことが多くなった、
体重が減ってきた、体温が低い等の症状がみられたら、
副腎皮質機能低下症の可能性があります。

場合によっては突然倒れることもあります。
治療が遅れると生命の危険があります。
副腎からのホルモンがでなくなってしまう病気です。

原因は自己免疫性の副腎の破壊によるものが多いですが、
はっきりしないこともあります。

治療は副腎皮質ホルモンを注射または内服薬で補います。
(2008.5)

■副腎皮質機能亢進症■

よく水を飲んで、よくおしっこをする。よく食べる。
お腹がふくれたきた、皮膚にはりがなく、乾燥して、薄くなってきた
等の症状があると
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の可能性があります。

副腎皮質ホルモンが過剰に出てしまう病気です。

原因は副腎の腫瘍
あるいは下垂体からの副腎皮質刺激ホルモンの過剰産生の
どちらかであることが多いです。

上記のような症状がみられたら早めに受診することが大切です。
治療法は内服薬による治療もしくは手術による治療となります。
(2008.4)

■甲状腺機能低下症■

毛がよく抜ける、なんとなく元気がない、以前より寒がるようになった
等の症状がみられたら甲状腺機能低下症の可能性があります。
甲状腺のホルモンの分泌が低下してしまう病気です。
症状がはっきりしないので、発見が遅れることがあります。

治療は甲状腺ホルモン剤を飲ませます。
犬では甲状腺機能低下が多く、
猫では甲状腺機能亢進症が多くみられます。

好発犬種はゴールデンレトリバー、シバ、シベリアンハスキー等です。
(2008.3)

■甲状腺機能亢進症■

老齢の猫(10歳以上)が
食欲が増えたにもかかわらず、太らず痩せてきた、
活動的で、以前より攻撃的になった
等の症状がみられたら甲状腺機能亢進症かもしれません。

甲状腺は、新陳代謝の調節をする機能を持つホルモンを
分泌する器官で、そのホルモンが過剰に分泌してしまう病気です。

甲状腺の過形成や腺腫、癌等が原因であり、
それぞれ治療法も異なります。
上記のような症状がみられたら、早めの受診をお勧めします。
(2008.2)

■犬種■

日本で飼われている犬の種類は時代と共に移り変わってきています。
最近は10年ほど前に流行した大型犬
(シベリアンハスキー、ゴールデンレトリバー等)の数はめっきり減ってきました。
代わって
ミニチュアダックス、チワワ、トイプードル、ジャックラッセルリア、
フレンチブルドック、ボストンテリア等が増えてきています。

犬種にはそれぞれ、性格やかかりやすい病気等 特徴があるので
よく理解して飼うことが重要です。
(2008.1)

■ペットと気温■

現在犬はヨーロッパ原産が多いので比較的寒さには強いのですが、
室内飼いの犬たち(特にチワワ、ダックス等)は寒さに弱いことも多く、
冷えによる循環障害、心臓病の悪化、膀胱炎等を起こしやすいので、
お気をつけ下さい。

また猫も寒さによって、飲水量の低下が減って
膀胱炎、尿路結石等が起きやすいのでお気をつけ下さい。
(2007.12)

■猫の乳腺腫瘍■

今月は猫の乳腺にできる しこり 「乳腺腫瘍」です。

犬との大きな違いは、90%以上悪性であるということです。
犬ほど関連性は強くはありませんが、
早期に避妊手術を した場合としていない場合とでは
発生率は 約7倍 していない場合が高くなります。

進行すると乳腺全体に広がり、
肺に転移をして命を落とすことになります。

発生すると治療は困難な事が多いですが
早めの処置をすることが重要です。
(2007.10)

■犬の乳腺腫瘍■

今回は犬の乳腺腫瘍です。
(犬の乳腺にできるしこりです)

身体にあまり影響をおよぼさない良性のものが50%、
転移(ほかの臓器に病変をつくること)をする可能性がある
悪性のものが50%に分類されます。

乳腺腫瘍は
最初の発情の前に避妊手術をすると98%以上、
2回目の発情前でも90%以上
発生を抑えることが出来ます。

乳腺にしこりがみられたら早めに受診することが大切です。
(2007.8)

■腎不全■

腎不全とは、腎臓の機能が低下して、
身体の中の不要な老廃物や毒素が、排泄されなくなる状態です。

水を飲む量が増えて、痩せてくると腎不全の可能性があります。

進行すると食欲不振、嘔吐、貧血等がでてきます。
輸液療法、食事療法などの対症療法が中心となります。

病気が進行するほど治療も困難になりますので、
早期発見が大切です。
(2007.6)

■ノミについて■

ノミは「卵-幼虫-さなぎ-成虫」というライフサイクルをくり返します。
このサイクルが活発化するのに必要なのが温度と湿度です。
気温15℃/湿度60%を越えと活動が活発化し、
18〜27℃/75〜85%で最も活発になります。

成虫の寿命はだいたい3〜4週間、
この間に一日平均4〜20個の卵を生みます。
卵から幼虫になり7〜10日で2回脱皮します。
さなぎで5〜10日過ごし、成虫となります。

通常成虫の状態でいるのはノミ全体の約5%といわれています。
単純に考えてノミの成虫が5匹いれば、
全体では100匹いると考えられます。

早めの予防が重要になってきます。
(2007.4)

■狂犬病■

今回も引き続き
狂犬病について少し掘り下げます。

原因は狂犬病ウイルスです。

感染系路は、
ウイルスが唾液中に含まれるため、感染した犬が噛むことによって
傷口からウイルスが侵入することによります。

ウイルスが侵入してから発病するまでは10日から数ヶ月です。
犬の場合の症状は最初高熱が続き その後動きがおかしくなり、
ちょとしたことに驚いたり不安興奮状態になります。
次第に吠えまわったり、なんにでも噛みつこうとするようになります。
また、喉が麻痺して食べたり飲んだりできなくなります。

やがて全身麻痺し、昏睡し死亡します。
発症するとほぼ100%死亡してしまいます。
有効な治療法はありませんので、予防接種は忘れないで下さい。
(2007.2)


■2007■

新年あけましておめでとうございます。
今年も元気過ごせて、
良いことが起こる事をお祈り申しあげます。

昨年は1957以来年国内で発生のなかった
狂犬病による人の死亡がありました。
感染源はフィリピンで犬に咬まれたことによるものでした。

狂犬病は中国や韓国等多くの国で発生がみられます。
いつ日本に侵入してもおかしくない状況です。

日本では生後3ヶ月令以上の犬には
狂犬病予防接種が義務づけられています。
狂犬病予防接種を受けていないで人を咬むと
狂犬病にかかっていないことを証明する鑑定が必要となったり、
咬まれた人とのトラブルになったりすることがあります。

最近は接種率が下降傾向にありますので皆様忘れずに接種しましょう。
(2007.1)


■去勢手術■

去勢手術とはオスの睾丸を取ってしまう手術のことです。
そうすることでメスを妊娠させることができなくなります。

睾丸はホルモンをだす器官ですので、
それに関係している病気の発生を防ぐことができます。
(会陰ヘルニア、肛門周囲腺種等)
また、性格が穏やかになることが多いです。
特に6ヶ月齢くらいまでに手術を行うと
脚をあげての排尿やマーキング行動が減ります。

また潜在睾丸(睾丸が下まで降りていない状態)の場合は
腫瘍化しやすいので、早めの去勢手術をしたほうがよいでしょう。

メス同様手術をすると肥満になりやすくなります。
統計的には寿命は長くなります。
(2006.12)

■避妊手術■

避妊手術を行うと妊娠しなくなり、発情しなくなります。

犬においては発情中の出血がなくなりますので、
管理がしやすくなります。
猫においても鳴き声がかなり少なくなります。

また若いとき(特に最初の発情前)に手術を行うと、
卵巣・子宮に関する病気にかかる可能性が低くなります。
統計的には避妊手術をしたほうが長生きです。

また、避妊手術後は肥満傾向になることがあるので注意が必要です。
個々によって違いがありますので手術について詳しくはご相談ください。
(2006.11)

■糖尿病■

最近、ヒトでは生活習慣病とよばれる病気が増えてきていますが、
犬や猫たちにも同じような病気が起きてきています。
その中のひとつが糖尿病です。

糖尿病は、血糖調節作用のあるすい臓から出るインシュリンの
作用不足による病気です。
水を多く飲むようになり尿量が増え、
食欲が増えたにもかかわらず痩せてきます。

対策としては肥満にならないようにする食事管理が重要となります。
特に猫では、置き餌よる食事回数の多さが原因になることがあるので、
食事回数の制限が必要になります。
(2006.10)

■膝蓋骨脱臼■

まだ暑さが残っていますが、
少しずつ秋が感じられるようになってきました。
散歩中に突然足をあげたりすることがありませんか?

その原因のひとつに膝蓋骨脱臼があります。
膝蓋骨とは後足の関節にある骨で、膝のお皿の事です。
膝蓋骨脱臼とは膝蓋骨が常時正常な位置にない、
あるいはたまにはずれる状態をいいます。

多くは先天的なもので、
痛みや症状によっては処置が必要ありませんが、
程度がひどくなると手術が必要になります。

ヨークシャテリア、ポメラニアン、マルチーズ等の
小型犬種に多い病気です。
(2006.9)


■僧房弁閉鎖不全症■

暑くなってきました。本格的な夏は目前です。
この時期に悪化しやすい病気として、
僧房弁閉鎖不全症という病気があります。

この病気は、心臓の中の血液の逆流を防ぐ弁(僧房弁)が
しっかり閉まらなくなり、血液が逆流することで起こります。
このため、心臓は十分量の血液を全身に送ろうとより強く収縮し、
次第に肥大していきます。

それに伴い咳がでたり、運動をいやがるような症状が現れます。

この病気には、心臓を楽にするお薬が欠かせません。
かかりやすい犬種は最も多いのがキャバリアです。
小型犬が多く、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャテリア
等に多くみられます。
(2006.7)

■マイクロバブル温浴■

じめじめと過ごしにくい日が続いています。
この時期は、動物たちの皮膚免疫が下がり、
皮膚病が発生しやすい季節です。

そんな皮膚トラブルを解決するため、マイクロバブル温浴を導入しました。

マイクロバブルは、20μm以下の超微小気泡のことで、
この気泡のお風呂によって、毛穴の中まで殺菌・洗浄することが出来ます。
シャンプーなど、アレルゲンになり得るものを一切使わず、
皮膚に対する刺激がまったくないのが特徴です。

人用に開発されたマイクロバブルですが、
スパ業界・福祉業界でも注目されています。

皮膚のトラブルでお悩みのわんちゃん、是非一度お試しください。
詳しくは、当院までお尋ね下さい。
(2006.6)

■狂犬病■

狂犬病予防注射の季節がやってきました。

狂犬病はウィルスによっておきる病気で、
発病すると100%死亡してしまいます。
また、犬だけでなく、
ほぼすべての哺乳類に感染する恐ろしい病気です。

現在、日本では発生がありませんが、
諸外国では珍しい病気ではありません。
日本では、3ヶ月齢以上の犬に
年一回の予防注射を義務付けています。
体調などによっては注射を免除することも出来ます。
ご相談ください。
(2006.4)


■歯周病■

今月は歯周病についてです。
歯周病とは歯を支える組織の病気のことで、
歯肉(歯ぐき)・歯槽骨・エナメル質等に炎症が起きることをいいます。
人間の歯槽膿漏のようなものです。

一般的に人間の虫歯に相当するものは犬と猫には少ないです。
原因は食べ物と細菌が歯の表面に付着し、
それが固まりとなって歯垢となります。
歯垢を放置すると唾液中のカルシウム等が沈着し、歯石を形成します。
そして炎症を引き起こします。
次第に進行し、歯の根元まで進行すると歯は抜けていきます。
また歯周病を放置しておくと内臓の疾患の原因になることもあります。

対策は歯磨き、歯垢をつきにくくするガム等を与えること、
やわらかい食事ばかりでなく硬いものも与えることがあげられます。
また、歯垢を付きにくくする薬品等もあります。
いったん歯石がしっかりついてしまうと
全身麻酔をしてのスケーリングが必要となります。
詳しくはご相談ください。
(2006.2)


■膀胱炎■

寒さが続いています。この季節に発生しやすい病気は膀胱炎です。

寒いので飲水量が減ったり、
排尿を我慢したりすることによってなることがあります。
尿に血が混じったり、尿の回数が増えると膀胱炎の疑いがあります。
この症状が見られたら早めに御来院ください。
対策は水を飲む量を意識して増やしたり、
また冷えないように気をつけることです。

特に室内飼いの雄猫は膀胱炎から尿道結石になり、
結石が尿道に詰まりやすいので注意が必要です。
(2006.1)


■フィラリア症■

日中は暖かいと思っても
朝晩は寒さを感じる季節になってきました。

もうフィラリアの予防は大丈夫だと思っていませんか。
まだ予防薬は必要です。

フィラリア症の予防は蚊がいなくなってから1ヶ月後までです。
フィラリア予防の薬は予防の薬といってもフィラリアを殺す薬です。
その薬はフィラリアが犬の体内に入ってから1ヶ月経ったフィラリアを
殺す薬なのです。
したがって
11月に飲ませる薬は10月に感染したフィラリアを殺す薬なのです。

この時期の予防は大切なので忘れずに薬を飲ませましょう。
(2005.11)

■肥満■

暑さも和らぎかなり涼しくなり動物たちにとっても
過ごしやすい季節になってきました。
夏場落ちていた食欲も回復してきていると思います。

 そこで気をつけなくてはいけないのが肥満です。
肥満は簡単に言ってしまうと、摂取カロリーが消費カロリーをうわまわることによっておきます。
肥満になると様々な病気にかかる確率が高まります。
 特に代表的なものをあげると
糖尿病、骨や筋肉に関わる病気(関節炎等)、心臓血管系の病気、腫瘍等です。

肥満であるかどうかは
・背中が広がってみえる
・胸を触ったときに肋骨が触れない
・おなかがたれている等 があれば要注意です。
対策として、食事の量、質が適切であるかどうか
またおやつ等をあげすぎていないか、運動量が適切がどうかを判断します。

また、病気によって肥満になることもあるので、早めに診察をお勧めします。
(2005.10)

■皮膚病■

梅雨が明け本格的な夏の季節がやってきました。
今月は、この時期に多発する皮膚病の対策についてです。

犬種や環境によりますが、暑くなると抜け毛の量が増えてくるので、
ブラッシングをしてすっきりさせましょう。
皮膚の表面にはもともといろいろな細菌がいます。
その細菌は適度な温度・湿度で増えてきます。

長毛種や毛の長い犬は短くカットすると通気性が良くなります。
また、全体をカットしなくても
足裏やおなかの毛を短くするだけでも効果的です。

皮膚がべたべたしていたり、フケが多いようだと
シャンプーの回数を増やしてみてもよいでしょう。
かゆみや、湿疹等が見られる場合は早めにご来院下さい。
(2005.8)


■熱中症■

この季節特に気をつけなければならないのが、熱中症です。

朝あまり暑くないと思っていても、
日中急に気温が上昇することがあります
動物だけで留守番をさせるときは、十分に注意しましょう。
フレンチブルドック・ボストンテリア・パグ等の短頭種、
肥満犬・暑さに弱い北方犬種・高齢の動物・心臓の悪い動物
は特に気をつけましょう。

また、多湿によって、外耳炎や皮膚病もおきやすいので、
おかしいかなと思ったら、早めにご来院ください。
(2005.7)


■フィラリア症とは?■

フィラリア症とは蚊が運ぶ心臓に寄生する寄生虫です。
フィラリアをもった蚊が犬を刺すとフィラリアに感染します。


感染すると様々な症状を示します。
咳をしたり、血液の流れを悪くしたりするので、
肝臓や腎臓が悪くなったりします。
また、突然死の恐れもあります。

毎月一回の薬で予防できますので、
蚊がいなくなって一ヵ月後の11月の下旬くらいまで
お薬を飲ませましょう。
(2005.6)


TOPページへ